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映画 『SUPER 8 スーパーエイト』 感想(ネタバレ有り)
映画 『SUPER 8 スーパーエイト』 感想(ネタバレ有り)
【あらすじ/ストーリー】1979年、米国オハイオ州。 14歳の少年ジョー(ジョエル・コートニー)は、5人の仲間との映画撮影のために夜中に家を抜け出す。 夜の駅で撮影を始めた彼らは "何か" を運んでいた列車に1台のトラックが突っ込む大事故に遭遇する。 現場から命からがら逃げだした彼らは「今夜のことは誰にもしゃべらない」と約束しあうが、それ以来、町では不可解な出来事が続出する。 イヌが町からいなくなり、車のエンジンだけが次々となくなり、保安官ら9人が行方不明になってしまう。 やがてジョーとチャールズ(ライリー・グリフィス)は現像した8mmフィルムに、巨大な "何か" が映っていることに気づき驚がくする。 そして、事故の処理にあたった軍が "何か" を隠していることも明らかになるなか、アリス(エル・ファニング)が行方不明になる。
感想/レビューを読む前に、まずは見どころをおさらい
【評価】☆☆☆(3/5) … 映像は迫力満点で良かったけど、、、
【感想/レビュー】見出しに(ネタバレ)と書いてある記事はネタバレしています。
(記事内で紹介している作品の内容を知りたい方は
画像かタイトルをクリックしてご確認ください)
■J・J・エイブラムス × スピルバーグTVドラマ 『
LOST』 、『
FRINGE/フリンジ』 で、
抜群のアイデアと才能を発揮している J・J・エイブラムス。
映画作品でも 『
クローバーフィールド/HAKAISYA』 のプロデュースや、
『
スター・トレック』 を監督し、今注目の人物です。
彼の持ち味は、非現実的な映像に対しての圧倒的なリアル感。
特撮映像は、どこまでが本物でどこまでがCGなのか判別困難で、
手ブレ映像を特撮させたらピカイチだと思います。
そんな特撮大得意の彼と今回手を組んだのは、70、80年代のSF映画を
牽引してきた巨匠スティーブン・スピルバーグ。
本作にスピルバーグは製作、 J・J・エイブラムスは製作&監督として
参加しました。
■引き継がれるスピルバーグのDNAJ・Jとスピルバーグ、実はこの二人は親子なのでは?と噂されています。
たしかに二人とも顔、体型がそっくりですよね。
まぁ、その噂が真実かどうかは別として、
本作はスピルバーグにインスパイアされた場面が多く登場します。
姿の見えない "何か" が襲ってくるシーンは、まるで 『
ジョーズ』 のよう。
『ジョーズ』 製作時、スピルバーグは観客に緊迫感を与えるため、
ジョーズの視点にこだわったそうです。

海面の高さスレスレで撮影することによって、観客はジョーズの目を体験し、
この後、目の前の人が襲われてしまうことが分かりつつも、
それを伝えることができないもどかしさと緊張感に襲われます。
人がただ襲われていくのを撮影しただけでは単なるB級映画に終わり、
これほどのヒット作にはならなかったでしょう。
本作では "何か" の姿は、最後のほうまでハッキリ見ることができません。
観客はほぼ主人公たちと同じように "何か" を目撃しないままストーリーを
進んでいきます。これがハラハラ・ドキドキ・ワクワクを感じさせてくれます。
この手法って、『クローバーフィールド/HAKAISYA』 でもそうでしたね。
また、子供たちのアドベンチャーという意味では 『
グーニーズ』 や 『
E.T.』
を彷彿させてくれます。
チームプレイで悪党たちを蹴散らすシーンは面白い。
大人たちが子供たちに翻弄されるところは見ていてすがすがしい!
奇跡的に困難をクリアしていく様は、映画だからこそ成せる業ですね。
■感動ドラマ感は少し弱い気が…(ネタバレ)本作、アカデミー賞は確実!と言われているようです。
たしかに映像はスゴイし、ストーリーの展開もテンポよく面白いです。
この作品ひとつで青春、パニック、SF、親子&親友とのドラマ、
いろいろ楽しめます。
だけど正直、クライマックスの展開が急ぎすぎたかな、と感じてしまいました。
"何か" の正体は宇宙から来た未知の生命体で、ラストのラストでようやく
姿がハッキリ映ります。その姿はまるで 『クローバーフィールド/HAKAISYA』
に出てきたモンスターのよう。
(何度もこの作品の名前が出てきちゃいますね…)
『E.T.』 のときにも姿を見てア然としてしまいましたが、
(今となってはETの姿は愛嬌があって好かれてますけどね)
本作の生命体はETよりもブサイクですし、人をバリバリと食べてしまいます。
決して人類に好かれることはないでしょう(笑)
そんなモンスターに捕まった主人公は、抵抗することもなく身をゆだねます。
モンスターは主人公が敵ではないと悟ったのか、彼をそっと手放します。
そこからモンスターを守るため主人公たちが必死に悪者である米国軍に
体を張って抵抗するのかな、と思いきや
その後はモンスターが宇宙船をさっさと組み上げ、地球を旅立っていきます。
あれれ!? 実にあっさりしたエンディングです。
『
未知との遭遇』 や 『
コクーン』 など、正体が判明したその後の展開が
とても幻想的で感動をおぼえたのですが……、ちょっと残念な感じです。
ただ、エンドロール中に主人公たちがSUPER8で撮影した映画が流れます。
この演出は非常に良かったので、残念な気持ちも少しおさまりました(笑)
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